絵本は、言葉を話し始める前の赤ちゃんと心を通わせる最高のコミュニケーションツールです。しかし、日本の書店の膨大な絵本コーナーを前に「どれが我が子に合っているのか」と途方に暮れてしまった経験はありませんか?
特に日本で子育てをする中で、質の高い日本語の絵本を取り入れたいと願うパパ・ママに、ぜひ知っておいてほしい制度があります。今回は、無料で絵本がもらえる自治体サービス「ブックスタート」の活用法と、個人的に太鼓判を押す「0歳児向け鉄板絵本5選」をご紹介します。
1. 日本の自治体から届く贈り物:「ブックスタート」とは?
「ブックスタート」は、0歳児を対象に、絵本を開く楽しい体験と絵本そのものをセットでプレゼントする自治体の事業です。2025年12月末現在、全国1,129の自治体がこの活動を行っています。
この制度を利用すれば、読み聞かせのアドバイスと共に、0歳児向けに厳選された本が入った「ブックスタート・パック」を無料で受け取ることができます。
受け取り方法のヒント
自治体によって配布方法は異なりますが、主に以下の3パターンが多いです。お住まいの地域のルールを確認してみましょう。
- 自治体窓口や図書館: 港区のように、指定の日時に図書館へ申請しに行くケース。
- 郵送: 自宅に「引換券(Voucher)」が届き、指定の場所で交換するケース。
- 定期健診: 3〜4ヶ月児健診などの会場で直接手渡されるケース。
まずは「〇〇市(お住まいの地域名)+ ブックスタート」でネット検索して、公式情報をチェックしてみるのが近道です!
2. 0歳児が喜ぶ!絵本選びの3つのポイント
赤ちゃんが夢中になる本には、共通する特徴があります。初めての1冊を選ぶ際の参考にしてみてください。
- ハイコントラスト: 赤・黒・白など、視力の未発達な赤ちゃんでも認識しやすいはっきりした色使い。
- オノマトペ(擬音語): 「ころころ」「わんわん」など、リズムの良い繰り返しの音。
- 耐久性と安全性: 舐めたり噛んだりしても安心な厚紙(ボードブック)や布製。
3. 迷ったらこれ!おすすめの日本語絵本5選
ここでは、私の両親や私自身の体験から、「外さない」名作と言える本をご紹介します。
①『だるまさん』シリーズ(かがくい ひろし)
「だ・る・ま・さ・ん・が…」の掛け声に合わせた左右の動きが、赤ちゃんの笑いのツボを刺激します。親子で体を揺らしながら楽しめます。
②『じゃあじゃあびりびり』(まついのりこ)
「水がじゃあじゃあ」「紙がびりびり」。生活の中の音を捉えた、持ち運びにも便利なベストセラー。色が鮮やかで月齢が低くても釘付けになります。
③『しましまぐるぐる』(かしわらあきお)
コントラストの強い配色と、赤ちゃんの好きな「顔」のデザイン。視覚の発達を促す工夫が満載で、初めての1冊に最適です。
④『もこ もこもこ』(谷川俊太郎・元永定正)
詩人と画家が贈る、少し不思議でアートな一冊。意味を超えた「音」と「形」が赤ちゃんの想像力を刺激します。
⑤『がたん ごとん がたん ごとん』(安西水丸)
繰り返しのリズムが心地よく、読み聞かせが苦手な方でもスムーズに読める名作。寝かしつけ前のルーティンにもおすすめです。
4. 地域の「図書館」は最高の遊び場!
絵本に慣れてきたら、ぜひ近所の図書館へ足を運んでみてください。場所によっては子連れに嬉しい設備やイベントがあります。
- こどもコーナー: 多くの施設で靴を脱いでリラックスできるスペースがあり、週末のお出かけに最適。
- 読み聞かせイベント: 定期的に開催されるイベントで、地域との繋がりも作れます。
- 多言語対応: 場所によっては、英語や他言語の絵本、布製絵本を豊富に揃えていることも。
利用登録(Library Cardの作成)をすれば、誰でも無料で本を借りられます。居住地だけでなく、勤務先や隣接する市区町村の図書館も利用できる場合が多いので、ぜひチェックしてみてください。
5. まとめ
赤ちゃんと絵本を楽しむ時間は、家族にとってかけがえのない思い出になります。「ブックスタート」という日本の素晴らしい制度を賢く利用して、絵本のある暮らしを始めてみませんか?
まずは、お近くの図書館のウェブサイトを覗くことから始めてみましょう!