1. はじめに

(私をはじめとする)車を持たない親の強い味方である電車。
日本の電車は時間に正確で便利ですが、ベビーカーでの移動はエレベーター探しや混雑との戦いでもあります。
でも正しいツールとコツを知っていれば、赤ちゃんとのお出かけはぐっと楽になります。今回は、電車利用派の私が実践しているベビーカー移動攻略法を伝授します。


2. 移動を支える「神サイト&アプリ」4選

移動時の心配事のいくつかは、以下の情報を知っていることで軽減されるかもしれません。

① ベビーメトロ (Baby Metro)

https://www.babymetro.jp/index.html

エリア: 首都圏の東京メトロの駅
言語:日本語
媒体:ウェブサイト
掲載されている情報:駅ごとの設備状況、乗り換え位置案内(どの車両がエレベーターと近いか等)、駅の地図

地下鉄東京メトロの各駅の、子連れが必要とする情報を確認できます。

サイトは日本語のみですが、視覚的にわかりやすく、目的のページへ遷移が可能です。

例えば銀座駅の情報が知りたい場合は、トップページの検索窓に「Ginza」(ローマ字表記で検索できます)と入力することで詳細ページに辿り着くことができます。
詳細ページの記載内容は、下記の画像の上から「地上とホームの間にエレベーターがあるか」、「乗り換え時にエレベーターが使用できるか(画像の例は、一部のホームのみが可能なので△)」、「おむつ替えスペースがあるか」、「ホームにベンチがあるか」を示しています。

② NAVITIME for BABY

https://www.navitime.co.jp/withchild

エリア: 全国
言語:日本語
媒体:ウェブサイト
掲載されている情報:ベビーカー移動を考慮したルート検索、駅付近の授乳室の有無

出発地と目的地を入力することで、ベビーカー優先ルートの検索が可能です。また授乳室やオムツ替えスポットの検索機能もあります。

無料の会員登録(必要な情報はメールアドレスとパスワードのみ)が必要なため、利用する場合はあらかじめ登録を完成させておきましょう。

③ Googleマップ「車椅子対応」検索

エリア: 全国
言語:多言語対応
媒体:ウェブサイト、アプリ
掲載されている情報:ベビーカー移動を考慮したルート検索

Google マップ
Google マップ
開発元:Google
無料
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説明不要の地図アプリ。ルートオプションから「車椅子対応(Wheelchair accessible)」にチェックを入れるだけで、スロープやエレベーター優先のルートが表示されます。

④ Yahoo!乗換案内

エリア: 全国
言語:多言語対応
媒体:ウェブサイト、アプリ
掲載されている情報:ベビーカー移動を考慮したルート検索

検索結果の「運行情報」だけでなく、「駅情報」からエレベーターの有無を確認できます。


3. その場で優先スペースをスムーズに見つけるコツ

どんなに準備しても、ホームに着いたらどの車両に乗るといいか迷うことがあります。

ホームの床や線路側の柵に、優先席の文言が記載されていることがあります。また、優先席付近の窓にベビーカーマークや車椅子マークが描かれている場所があります。そこが、車内にフリースペース(座席がない広い場所)がある車両の目印です。

筆者撮影 東武東上線
筆者撮影 東京メトロ

4. 支払いの円滑化:交通系ICカードを作りましょう

切符を買うために券売機の前でベビーカーを止めるのは、意外とストレスです。交通系ICカード(以下、ICカード)を作成してチャージをしておけば、かざすだけでスムーズに改札を通過できることはもちろん、駅構内の急な買い物もこのカードで支払いが可能です。また交通費もわずかにきっぷより安いです。

ICカードは、カードタイプが基本で、多くのカードはモバイルアプリにも対応しています。また、地域によって販売されているICカードの種類は様々(PASMO、Suica、ICOCAなど)ですが、以下の”iC”のシンボルが付いているものであれば、どこでも利用が可能です。

出典:JR東海

迷った場合は、利用ユーザーが多く、アプリの操作性が高いSuicaをお勧めします。カードとアプリ、どちらで作成する場合も500円のデポジットがかかるのでご注意ください。


5. 電車派におすすめのベビーカーの選び方

日本の標準的な自動改札機の幅は約55cm〜60cmです。初めて移動する際はお手持ちのベビーカーの幅をご確認ください。

新しくベビーカーの購入をしていて電車移動がメインなら、幅の条件に加えて小回りがきく点を重視して選ぶ事をおすすめします。

日本のベビーカーの分類は、新生児期から使用が可能なA型と、自力で座れる7ヶ月頃から使用が可能なB型に大別されます。型ごとのおすすめをご紹介します。

A型

Combi スゴカルシリーズ

日本のメーカーcombi のベビーカーです。筆者もこれを使用しています。”エッグショック”というヘッドクッションが付いているシリーズは、段差がある電車への乗り降りの衝撃を吸収してくれる気がして安心して移動できます。
また、シェードが大きいので、下まで下げれば騒音や電車内の空調の風をある程度ガードしてくれる点も気に入っています。
デメリットは、畳んでも少し大きく感じる点です。

Cybex メリオ カーボン

ドイツのメーカーサイベックスのベビーカーの魅力は、小回りがきく形状と、畳んだ時の小ささです。片手でワンタッチで畳むことができるので、指定席の車両で一時的にベビーカーを畳みたい時に助かる使用です。また友人で使用している人が多いのですが、皆口々にその良さを伝えてくれるのでネット上とリアルな口コミは差がない印象です。
ベビーカーの中でも高価な部類に入りますが、1ヶ月から約3歳まで使用できることを考えれば割高ではないでしょう。新生児期には専用のシートの使用が必要です。

B型

Combi オートN second

B型ベビーカーの多くはA型と比較すると小型ですが、この製品は特にコンパクトです。

前述のCybexと同様に、片手でレバーを握るだけで自動で折りたためるのが特徴です。子供用品店で実際にお守りを載せて動かした時に、車輪のスムーズさに驚きました。子供と二人で移動したい人に特におすすめします。


6. まとめ

最初は緊張するかもしれませんが、日本には「ベビーカーマーク」のある車両や、親切な駅員さんがたくさんいます。ICカードとアプリを準備して、まずは一駅隣から冒険を始めてみませんか?